加藤茶さん「なりすまし」ツイート、志村けんさん訃報であいつぐ 法的問題は?

●なりすましツイートの法的責任は?

ーーなりすました上でツイート等することは、なりすますこと自体とは別の法的問題があるのでしょうか

「一般的な内容しか投稿していない場合には、それをもって違法としていくことは困難です。

しかし、なりすました上で他人の名誉やプライバシーを侵害する発言をしている場合には、なりすまされた人がそのような発言をする人物であると見られる、という点で名誉毀損になる余地があります。

したがって、このような発言をしている場合には、なりすまされた人が民事上、刑事上、名誉毀損を主張していく余地があります。

なお、権利の主体は『人』ですが、ここでいう『人』とは生きている人のことを指し、死者は含まれません。そのため、死者になりすましても責任追及はされにくいといえます。

ただし、刑法は、死者の名誉毀損について『虚偽の事実を摘示』した場合には罰するとしているため、死者に関する虚偽の事実をツイート等していた場合には、死者に対する名誉毀損罪が成立することになります」

●アカウントを乗っ取られて、なりすまされてしまった場合は?

ーー「なりすまし」では、アカウントを乗っ取られてしまったと主張されることがあります。本当に乗っ取りであった場合、乗っ取った人の責任はどうなりますか?

「仮に乗っ取りであった場合には、不正アクセスをしているということになるため、不正アクセス禁止法に抵触します。

同法違反は、『3年以下の懲役又は100万円以下の罰金』とされています」

●「なりすまし」、するべきでない

ーー「なりすまし」はしばしば問題になっています

「仮に『なりすまし』が違法にならない場合であったとしても、なりすまされた人からすればかなり不快なものであり、また、特に死者に関連するような行為は不謹慎であるといえます。

自分がされて嫌なことは他人にもしない、ということは小学校の道徳でも習うことだと思うので、そのような行動はするべきではないでしょう」

amazon

フォローする

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.