鶏ムネ肉 値上がり続く、人気の秘密は?

最近、鶏のムネ肉の価格が上がっていると感じませんか? それは間違いではないのです。人気の秘密に迫りました。

 ランチタイムでにぎわう都内の飲食店。今、人気のメニューは、脂身が少ない鶏のムネ肉のステーキです。

 「おいしいです。量が多いので物足りなくはないです」(客)

 カロリーを気にせず、胃袋を満たしてくれる。まさに願ったりかなったりのお肉ですが、今、ある異変が起きています。国産鶏肉の卸値は、冬の鍋料理の需要が落ち着くと例年下がる傾向なのですが、今年はムネ肉だけが上昇。わずか4か月の間に25%値上がりしています。

 高値の理由の一つが、ブラジルで衛生基準を満たさない鶏肉の流通が発覚したためです。都内のスーパーでは国産鶏肉の需要が高まり、ムネ肉の値段は去年の同じ時期に比べ100グラム当たり10円アップしています。

 「煮物でも親子丼とかでも、もも肉より使いやすいような気がして、たくさん使います」(主婦)
 「(値段が)上がっていくのは困る。むね肉は安いイメージだったので」(主婦)

 高値のワケは、それだけではありません。

 「『体を引き締める』というお客様がたくさんいて、むね肉を選ぶお客様がたくさんいらっしゃいます」(筋肉食堂六本木店 市川哲也料理長)

 高タンパクで低カロリーな鶏のムネ肉が、引き締まったボディーを手に入れたい若者たちの間でじわじわと支持を広げています。

 「ジムに行った次の日は、だいたいむね肉をいっぱい食べて。筋肉がつく感じがします」(客)

 コンビニ業界もムネ肉人気に目をつけ、新商品を続々と投入。販売競争でしのぎを削っています。今年で創業65年になる鶏専門のお肉屋さんも、これまで経験したことがないというムネ肉人気。

 「ほどほどの値段で推移してもらうのが一番いいかなと思っています」(信濃屋 店主 石坂直明さん)

 健康志向を追い風に、一気に鶏肉の主役へと躍り出るのでしょうか。

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