<米大統領>サイバー攻撃、プーチン氏を名指し批判

オバマ米大統領は16日、ホワイトハウスで記者会見し、ロシアが大統領選への干渉を狙ってサイバー攻撃を仕掛けたと断定し、「これはプーチン(大統領)の関与なしにロシアでは起きないことだ」と名指しで批判した。また、9月に主要20カ国・地域(G20)首脳会議のため訪れた中国で、プーチン氏に「やめなければ深刻な結果をもたらす」と直接警告し、その後は更なる攻撃はなかったと説明した。
大統領選では、民主党全国委員会やクリントン前国務長官陣営がサイバー攻撃の被害にあった。内部告発サイト「ウィキリークス」などが流出したメールの内容などを暴露したため、民主党候補のクリントン氏にとって痛手となった。米国土安全保障省などは10月、攻撃にはロシア政府が関与したと断定。米情報機関は共和党候補のトランプ氏の勝利を狙う意図があったと分析している。ロシア側は関与を否定している。

 オバマ氏は「私が見てきた機密情報により、ロシアがハッキングしたという確信がある」と指摘。サイバー攻撃がプーチン氏の指示によるものかと聞かれ、米国の選挙過程に不正を行うというようなロシア政府の決定がプーチン氏が知らぬままに行われることはないとの認識を示した。

 一方、ロシアとの関係修復を掲げるトランプ氏は、サイバー攻撃を巡るオバマ政権のロシア批判に反論。ツイッターに「もしロシアかどこかがサイバー攻撃していたのなら、なぜホワイトハウスは対応までにこれだけ時間がかかったのか」などと投稿した。オバマ氏は会見で、ロシアの行為に対する同様の懸念をトランプ氏にも持ってほしいとし、この問題は党利党略の争いにすべきではないと指摘した。

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